2014年8月30日

色欲を持たない多崎れおぴんと、彼の巡礼の年

その朝、なんの予告もなくひょっこりと、le●pin さんがこの村落 ― ぱふぱふをたずねてきた。
彼は、かつて戦場での私の所属部隊の上官にあたる。 常に冷静に戦況を分析し、確実に星を重ねる、クラン不敗神話を支えた部隊のエースの一翼だ。
その彼が、なぜまたこんな辺鄙(へんぴ)な変態クランに?

聞けばどうやら、信仰心厚い彼は、先日のこの集落での「痴女降誕」の奇跡のうわさを聞きつけ、自らもひと目その奇跡を拝みたい!と、はるばる巡礼の旅に出たようだ。
あのー、間違いのないよう言っておきますと、“聖女” じゃなくて “痴女” ですからね?
流れたのは「マリア像 奇跡の涙」じゃなくて、たぶん「miss M. 奇跡の潮吹き」ですから。
だが、少し話してみてわかったことは、決して何かの勘違いなどではなく、le●pin さん、やっぱりどうも「痴女」がお目当てでやってきたらしい。
早速つけられたクラン内でのエロネームが「レオピンサロ」。 口上はこんな感じだ。

 「俺の名前はレオ。 ピンサロのレオと呼んでくれ…」 ヵコ(*゚∀゚)bィ-ィ

戦場ではクールに振舞っていた le●pinさん、ご本人は不本意きわまりないニックネームではないかと思いきや、結構まんざらでもない模様。 いいのかそれでw

残念ながら痴女Mさんは昨夜、既に自らの所属クランへと帰還してしまい、すべてはあとの祭りである。
しかしこのままでは、一度振り上げた拳、いや、勃ちあがったイチモツは収まりがつかない。 なし崩し的に彼は、まさに始まらんととしていた次のクラン対戦へと参戦相成る事になった。
対戦相手は…
日本のクラン! し、しかも?
どひゃー、日本を代表するアノ大学 「○大 法学部」だー。 めちゃ頭良さそう…
しかし、すでに全力で色欲に走っている le●pinさんには、大学名も学部名もどうでもよく、もはや相手はぴちぴちの女子大生の一群にしか見えていない様子。
長年、戦場で共に過ごし、ある程度は彼の人となりを知っているつもりではあったが、こんなに冷静さを失って興奮している彼を見たのは始めてだ。
「たぶん、相手メンバーほとんど男ですよ?」なんていう冷めた意見も、注いだ瞬間に熱い蒸気をもうもうと上げるばかりで、余計に彼の視野を奪っているだけだ。
ピンサロのレオ、決意の犯行予告
その後、(おそらくは男子大学生相手に)大暴れし、天下の○大生を相手に圧勝をもたらした彼は、それだけでは飽き足りず、クラン内のアイドルたちにも片っ端からどぴゅどぴゅっと何かの液体をかけて回り、ピンサロ王レオの名を欲しいままにしていた。
快楽の海はまさに未開のブルーオーシャン。 このクランで次々と新たな快楽に目覚めていった彼は、さらに次の対戦にも参戦。 気がつけば4日も滞在した後、濃厚すぎるその巡礼の日々を名残惜しみつつ、(泣く泣く)戦場に戻っていった。

去り行く彼を生暖かい目で見送ったクラメン達はみな、おそらくは同じことを考えていたに違いない。
またひとりの真人間が、この人格改造クランによって駄目人間に洗脳されてしまった、と…
そしてたぶん、いや必ず、彼は再びここに戻ってくる! と。
(人格改造セミナーぇ?編

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