2014年11月14日

クレクレの蹴りたい背中

このところしばらく、戦場にいる私だ。

ここは出入り自由で気ままなクランという事もあり、最近は欠員を埋めるため定期的に新兵補充が行われている。

旅人の戦場は、他の所謂(いわゆる)ガチムチクランと比べれば、ゲームを始めたばかりの新兵には比較的優しいクランではある。  だがそれでも、いつまでたっても成長が見られない “使えない” 兵士は問答無用でバッサリ切り捨てる、そういう非情さは相変わらずだ。

長く観察していると、消えゆく新兵たち ― クランに存在を赦(ゆる)されざる者たちには幾つかのパターンがあるようだ:


1. クレクレ厨
説明不要と思われるが、援軍をひたすら貰うだけで自分からは全然送らないひと。

リクエスト時の特徴的な口癖は「つよいのください」だ。
戦場のクランルールでは、援軍を送る数と受け取る数の比率、送受比の目安を1:5としている。「50ユニット分貰ったら10ユニットは他のメンバーに送ってね」という意味で、これは送受比を設定している他のクランと比較しても相当にユルい数字だ。

クランに入るのもまったく始めて、というような新人さんの場合、自分のユニットのレベルが低いためビビってなかなか他のひとに送れないという事もあるかもしれない。 しかし、クラン対戦の時以外の平時の援軍支援は低レベルでもOKとしている以上、一定期間が過ぎても送受比が守れないようだとクレクレタコラ(※)認定も止むをえまい。
 ※ 何でも欲しがる、このシュール過ぎるキャラクターを知っているひとは相当の特撮マニアだ

「アッー! ソレが欲しかったの〜♥」
子供向けとは思えない展開に悶(もだ)える “クレクレタコラ”
バックで激しく責め立てているのはパートナーの “チョンボ”
2. 早あげクン
ラボでのユニット研究や軍事
施設のアプグレなどを差し置いて、タウンホール(TH)のレベルだけをどんどん上げていく人を指す。 中華部落(クラン)で見かけたら、そいつは「からあげクン」だ。
THの早上げそれ自体は、ひとりでゲームをしている分には一概に悪いことでもない(本人の自由だし)のだが、クラン対戦においてはやや事情が異なる。 クラン対戦で相手をマッチングする際に(おそらく)もっとも大きな重み付けをされている要素がTHレベルだからだ。(追記: これは私の勘違いでした… 詳しくはこちらのリンク
早あげクンが対戦メンバーにいると、マッチングされる敵クランはそれに合わせて強くなる。 一方で、戦力や施設が不十分な早あげクンは対戦でロクな戦果が出せないため、全体の足を引っ張ることになる。(往々にして研究が不十分でユニットのレベルが低い、防衛設備が貧弱なため格下相手にボコられて星三つを献上など)

業を煮やした戦場のリーダーは、クラン説明文に「早上厳禁!」という中学校の廊下に貼り出してありそうな四文字標語を書き入れた。 新規に入ってきたメンバーも、村の各施設とプロフィールをみて早あげクンと判断されれば即時にキックされるという厳しさだ。(ガチクラン怖ぇ…)


3. カミカゼ特攻隊
・援軍処理ができない

・罠探索/解除のための斥候(せっこう)を出さない
・ユニットまとめて一点出し
などの特徴を持つ、攻めが徹底的に下手くそなタイプ。
クラン対戦では、敵のクラン城には(たいていの場合は)クラン上位のメンバーがハイレベルで強力な援軍を仕込んでいる。 範囲攻撃を行うウィザードやバルキリー、ドラゴンなどが仕込まれていたりするので厄介だ。
このため、敵の援軍を先に誘い出し、適切に処理しておかないと痛い目に遭う。
相手の援軍に反撃しないジャイアントやバルーン、ホグライダーなどは特に注意が必要だ。 適切な援軍処理もなしに、これらのユニットをまとめて一点出ししたりすれば、範囲攻撃のタコ殴りに遭い、あっという間に全滅する羽目になる。
何度言われてもこういった事を学習できず、毎度毎度返り討ちにあい続けている残念なメンバーというのが稀にいて、ガチクランでは冷や飯を喰うことになるのだ…

4. コミュ障
クラチャで会話が成立しない、問題点などを指摘されてもひとの話を全然聞いてない、といった、主に言語コミュニケーションに問題がありキックされるタイプ。
特に多いのは、兵種指定がない場合に送付が禁止されている、禁止ユニットをバンバン送って皆の顰蹙(ひんしゅく)を買うヤツだ。
この場合、そもそもクラン説明文にも禁止は明記されているのに、それを読んでいないっぽい(あるいは読んで意味が分からなくても質問もしない)所からして、コミュニケーション能力に不安を覚える訳だが。
クラチャで指摘されても謝罪なしでバックレ、というようなひとは、結局は同じことを二度、三度と繰り返し、そのうちに堪忍袋の緒が切れた誰かにより蹴り出される事になる。


5. 基地外
やたら攻撃的でケンカを吹っかけてくる、ひたすらクラチャに意味不明の文言を書き連ね続ける、などの風雲児(荒らしを呼ぶ男)がこれだ。 ある意味コミュ障とは真逆の方々である。
罵詈雑言の数々やセクハラ発言、他人に悪態(ばか、氏ねなど)を繰り返すが、大抵の場合は非常に判りやすく頭がおかしいので、荒らし認定されれば即刻キックされる (^^)
同情の余地はあまりなく、問答無用でキックされてもやむを得ない所だ。
が、セクハラ発言については(ふと我が身を省みると)あまり偉そうなことは言えない。 他山の石としたい所存だ…

4. 5. あたりのKYな方々は、
旅人の戦場に限らず(おそらく)どのクランでも長続きしないのではないかと思われる。
しかし稀に、こういう他ではやっていけないようなエキセントリックな方々だけが吹きだまりのように集まったクランもあったりする。 類は友を呼ぶ、とでも言おうか。 
私も過去にうっかりそういったクランに迷い込んでしまったことがあるが、数時間と居れない凄まじさであった。 クラクラが別のゲームになったかと思ったものだ。(頭がクラクラ)

クラン対戦(大戦)が実装されて早、半年以上が過ぎた。
時間(とき)とともに、戦を好むクラン対戦メインのクランと、そうでないまったりクランとに二極化していく流れは、止められない自然の摂理なのかも知れない。
(モンロのことも忘れないでね? うっふん 編)

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