2014年11月19日

メス豚最強伝説が始まった

ブヒっ、ブヒブヒブヒーーーーん

“しん” とした、息も白く凍りつくような冷たい空気をするどく切り裂き、戦場の荒野を遠吠えが響き渡る。
嵐を呼び、狩りの始まりを告げる咆哮(ほうこう)だ。 しかし狼ではない。
晩秋の凍(こご)える風が吹き荒ぶその夜、月のない漆黒の闇空にひとつ、桃色の妖星が明るく輝いた。

敵は中国大陸の雄、波波的温聲小屋(あったかいんだからぁ~♪)の王熙小狗(おうきしょうく)、三國志に出てくる武将の手下みたいな名前であるが、私は無学非才にして不明である。
ともあれその夜、誰もが恐れをなし近づこうともしなかったこの敵の巨漢を、丸々と太ったピンク色のヨークシャー豚に跨(またが)り、わずか二分で蹂躙した豪の者が現れたのだ。
しかも女性である…
メス豚二歳、クラン対戦初勝利
その女は、“あずちゃん” と名乗った。 うら若き彼女の使い豚は未だ齢(よわい)二つを数えたばかり。 しかし凄腕豚使い師の片鱗は、すでに手のひらでは隠しきれないほどに大きく育っていた。(しかもふたつ)
女だてらに上半身半裸で、戦場を縦横無尽に疾駆するその姿に、すべての敵が刮目(かつもく)していた。 いや、敵だけではない。 敵味方を問わず、男どもの視線はその巨乳に釘付けだ。
(付け加えるならば、この勝利は決してオッパイによりもたらされたものではない、と言っておこう…)
“ぶっとい” ハンマーを自在に操るそのエロい手つきは、手練(てだれ)の男殺しと見受けられる。
あずちゃん想像図(胸モザイクバージョン) http://www.nickkellerart.com/
豚使いには不遇の時代である。
Supercellの陰謀による巨大爆弾のダメージ補正アプグレにより、ホグライダーはもはや過去の栄光と思われていた。
バネにぶっ飛ばされ、巨大爆弾に木っ端微塵(みじん)にされ、格下相手にさえ星ゼロで惨敗する、と散々な目に会い続けているホグライダーだ。 誰もが「ホグはもはや焼豚(チャーシュー)同然」と目していたこの冬の刻(とき)、彼女がもたらした大勝利は豚を愛する人々の心に射(さ)した一筋の、しかし眩いばかりに輝く光明(こうみょう)であった。
彼女が指し示した勝利への道筋は、野ブタに秘められた恐るべき破壊力は今もまだ健在なのだと、人々にその可能性を信じさせるに充分なものだったのだ。

     ≧ (oo) ≦

そして迎えた次のクラン戦…。 強敵、東ボルネオ島の養豚ファームEASTBORNEOとの死闘により、その可能性はゆるぎのない確信へと変貌を遂げる。
EASTBORNEO ― イスラム教徒でありながら禁忌の豚をせっせと育てている、この恐るべき背信教団は、上から下までほぼ全員がホグラッシュで攻めてくる、という実に豚(㌧)でもない豚使い集団だったのだ。
滅多なことでは全壊を喰らわなかった味方上位村が、次々と敵の豚どもに踏み散らされ、なす術(すべ)もなく屈服していく…
そして敗戦。
一敗地に、否、豚の排泄物の汚泥に塗(まみ)れる、屈辱的な大敗であった。

豚ラッシュに、ここまでヤられるのか…
この敗戦がクランに与えた衝撃は大きかった。
歴史的にドララッシュが攻めの中心であった旅人の戦場は、この敗戦を機に大きく舵を切り、ホグラッシュ、ホグドラ、GoWiPeなど、様々な戦術を模索し始める。
まさに歴史が大きくうねり動いたこの時代、この渦巻く転換点の中心に、そびえ立つ巨大な二つのオッパイがあったのだ…

オッパイは好きですか? はい!

(ありがとうございました、結果は追ってお知らせします…編)

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