どこから話をしようか…
私、アサダがひょんなことから戦場でイジメに会い、部隊内紛のどさくさに乗じて脱走兵よろしく前線から離脱してまず訪れたのが、かつての所属クラン「旅人の酒場@2ちゃんね○」だ。
かつての戦友たちがまだ多く(呑んだくれて)いるこの酒場に、別れの挨拶に訪れたのだ。 挨拶は大事だよね、礼節を重んじる日本人としては。
それに、これから放浪の旅にでる私にとって、旅の出発点としてこれほどふさわしい名前もあるまい。
酒場に入ると懐かしい名前の男が話しかけてきた。 takahir●だ。
聞けば彼もまた放浪の旅にでており、ちょうど戻った所だという。
新規加入の初心者たちに挨拶がわりの援軍をバラまいているとのこと。 思えばかつて私がクランに新加入した日も、最初に気さくに話しかけてきたのが彼だった。
彼は初心者が本当に大好きなのだな… (きっと大学サークルでも新入りの女子学生たちに手取り足取り教えて大人気、合コンでも酒をおごりまくっては酔いつぶし「処女喰いのtakahir●」などとあだ名されているのだろう…)
ともあれ、彼はクラン内紛の真相を確かめるべく、早々に戦場へと向かった。
酒場にひとり残された私はというと、かつては平和な農耕の集落であったここもまた、いまや凄惨な戦場と化してしまったことを知る。
私は苦戦するかつての戦友たち、そして右も左もわからず戦場に放り込まれた新兵たちを支援すべく、旅立ちまでのしばしの間、黙々とウィズアチャを作っては前線に赴く兵士たちに渡す作業を開始した。
戦況はわずかに優位に推移している…
しかし敵軍のトップ3 ―― TH9の強者どもはいずれも兵を温存し、6つの攻撃権を残していた。 ひとたび彼らが動けば、TH4やTH5のひよっこ達はババアチャでさえひとひねりで殺られてしまう事だろう。 そうなれば、あっという間に星18個を奪われ、簡単に形勢逆転だ。
旅人の酒場は「旅人の修羅場」と化して、紅蓮の炎に包まれてしまうのだろうか?
(続く)
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