2014年10月12日

細道の奥、何か蠕(うごめ)くもの

 月日は百代(はくたい)の過客(かかく)にして行かふ年もまた旅人なり

この日記も、忙しさにかまけて長いこと更新が滞ったまま、10月になってしまった…

もともと、リアル仕事の都合で8月末~9月の間はあまりクラクラを遊んでいる時間はない(はずだった)私であった。
しかし振り返ればこの二ヶ月あまり、結局は途方もない時間、ゲームを遊んでしまっていたように思う。(仕事はどうした? というのは訊かないのが優しさ)

         ★★★

この二ヶ月の間に、変態集落 クラン・ド・ぱ○ぱ○には、いくつもの大きな変化が訪れていた。
いつの間にか大所帯となり、クラン枠一杯いっぱいの50人近くでの運用が続いていたため、リーダーの大号令によりクランはふたつに分割することになった。
会員制クラブの本店と、出入り自由な庶民派姉妹店の二号店「ぱ○ぱ○からのそこはだめ♥」に分かれたのだ。

以前からあるクラン=本店は、一見(いちげん)さんお断りのメンバー承認制だ。 馴染みの客と二号店からの紹介があった新メンバーだけが入れる、秘密クラブみたいなお店になった。 ネット系企業のエグゼクティブが夜な夜な集う、六本木あたりの高級会員制クラブみたいなもんだ。(あるいは、ヤバ過ぎるSMクラブみたいなものか)

そして二号店は、リーダーを筆頭に本店でも選りすぐりの過激な活動家たち(エロリスト)10人が、開店時メンバーとして移動することになった。
メンバーの中でも最もエロスの濃いメンバーたちが抜け、ちょっとエロ薄目になってしまった本店。 そして少人数での開店のため援軍支援などの不足に悩む二号店。
それぞれに問題を抱えながらのスタートであった。

このようなクラン事情から、その後一か月、ぱ○ぱ○は数多くの新規メンバーの流入、そしてアクティビティの少ない古参メンバーの強制キックなどが次々繰り返され、最後は本店は立て直しのため閉店のうえ新規開店といった事態にまでなった。

こうして、ぱ○ぱ○はかつての雰囲気やメンバーとはおよそ違うクランへと変貌し、現在(いま)に至っている

一時は私もクランのサブリーダーとして、クラン対戦ごとに繰り返される人数調整や強制キックなどの煩雑なクラン運営に(成り行きで)関わっていた。 しかし、そういった管理業務にはおよそ向いていない私の残念すぐる性格もあり、それらの対応に正直疲れてしまった私は、面倒くさいクラン管理はあっさり放棄し、しばしこのクランを離れることにした…

         ★★★

そして今また、私は、戦場に立っている。
戻ってきて、しまったのだ… この荒野に。 地獄のバトルフィールドに。

旅人の戦場 ― しかし、ここでもまた、多くの変化があったようだ。 かつて共に闘ったはずの数多(あまた)の古参メンバーが、いまはそれぞれの道を探し、旅に出ていた。
10月は旅人の月だ。 少年たちは大人への階段を上り、世界を覆う狂気と妄想の海に漕ぎ出すのだ。 今は亡きブラッドベリによれば。
かつてこの戦場で少年(TH4)だった私は、中年(TH8)となった今、どこに道を定めるべきなのだろうか…

そして、その細き道の奥に隠された秘密の扉を開く時にあらわれるであろう何かは、鏡に写された自分自身なのか。

来るべき雪と氷の季節を予感させる涼やかな風は、何も答えてはくれない。
(何かが道をやってくる編)

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