2014年12月19日

ババアチャ夫婦善哉(めをとぜんざい)

アダサク 著「ババアチャ夫婦善哉」
これは、バーバリアンキングの “ババ吉” と、アーチャークイーンの “ァ蝶子(ァチョコ)” のダメ過ぎる恋の物語である。
時は大正。 大阪の片隅で貧しい天麩羅(てんぷら)屋の娘として生まれたァ蝶子。 天性の陽気な性格から曾根崎新地の売れっ子ヤトナ芸者(今でいうコンパニオン)となる。
しかし、化粧品問屋の若旦那ババ吉と出会い、妻も子もあるこの甲斐性なし浮気男と図らずも不倫の恋に落ちたことから彼女の転落人生が始まった…

いや、なんか違った。
クラクラ世界でのババ吉は、長いこと恋人らしい恋人もなく、ひとり寂しく独身生活を続けていたのであった。 長いながーいTH8の時代を経て、やがてTH9となり、苦節四ヶ月、齢(よわい)10歳にしてついに彼にも桃の花咲く春が訪れた。
アーチャークイーン、ァ蝶子を娶(めと)ったのである。
なんと9歳も年下の幼妻(おさなづま)だ。 ババ吉のロリコン性癖が露見した一件でもあった。

ァ蝶子は生まれながらにしてクイーンだ。 断じて可憐なプリンセスなどではなく “女王様” である。
そのせいか、イラストを見ても妙に貫禄がある。 というか(言ってしまうと)相当に太めちゃんだ…
どれくらい肥えておられるのかというと、こんな重量級の女王様がピンヒールを履いて男をゲシゲシと踏んづけたりしたら、痛いのを通り越して流血の大惨事になるのではないかと懸念されるレベル。 ていうか、その前にヒールが折れそう…
一体何を喰って育つとここまで肥えられるのか、やはり喰い
道楽の街で欲望の赴くまま好き放題に生きてきたためだろうか。(運営の設定によると、DEを浴びるように飲み続けるとこうなるらしい…)

そして、そんなァ蝶子を妻に迎えたババ吉はというと、気付くと部屋でぐぅたら寝ている。 しかも年のせいかやたらと睡眠時間が長い。
この辺はオダサク著の原作に忠実に、相当にダメ男なのは間違いない。
連れ合いのァ蝶子には是非(原作同様)ババ吉がぐぅたらしている間にガンガン稼いてきて欲しいところだ。

さて、ようやく長い惰眠から目覚めたババ吉、早速(さっそく)ァ蝶子を伴い、夜の戎橋(えびすばし)筋に夫婦揃って出撃である。
かに道楽はすっとばしてお得意のB級グルメで軽く決め、最後はふたりでV♥フィニッシュ、と思いきや…

あとちょっとなのにイかせられない… 詰めが甘すぎるババ吉
得意の鉄拳(アイアンフィスト)を振りかざし威勢だけは良いものの、肝心のアレはわずか10秒で力尽き、激しすぎる集中砲火の前にあっと言う間にピヨってしまったババ吉である… orz
49% ― 残りわずか1%を責めきれないまま敗退という、あまりにも残念すぐる二人の “初めての共同作業” となった。
惚れ抜いて添い遂げた男とはいえ、あえなく撃沈したダメすぎるババ吉に思うところもあったのだろうか…

ふたりの新婚初夜♡の現場に潜入激写 
ふたりの初めての同衾(どうきん)の夜。 戦い終えて疲れきったババ吉にいきなりクルリと背中を向け、爆睡するァ蝶子であった。

寂し涙に枕を濡らすババ吉…
翌朝、欲求不満のあまり夢精し、パンツまで濡らしてしまったババ吉が詠んだ、性春の一句はこちら:

   朝立ちや 蝶を夢むは 栗の花

春はまだ遠い、フィニッシュできない漢(おとこ)ババ吉の年の瀬である。

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